離婚について弁護士に相談しようと思っても、「どうやって選べばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
私もその一人で、依頼先を決めるまでに、約10人の弁護士と面談しました。
この記事では、その経験をもとに、離婚の弁護士選びで大事だと感じた6つのポイントをご紹介します。
また、不倫相手への慰謝料請求から離婚調停・裁判まで、5年以上にわたって依頼するなかで実感した、弁護士との相性の大切さもお伝えします。
これから弁護士に相談する方の参考になればうれしいです。
離婚の弁護士の選び方|私が大事だと感じた6つのポイント
結論からいうと、私が弁護士選びで重要だと感じたのは、以下の6つです。
- 複数の弁護士と面談して比較する
- 本音で話しやすいか
- 離婚分野で実績があるか
- 気持ちに寄り添ってくれるか
- 自宅から通いやすいか
- 探偵事務所との連携にとらわれずに選ぶ
ここからは、それぞれのポイントについてお話しします。
複数の弁護士と面談して比較する
私の場合、結果的に10人の弁護士と面談しました。そこでわかったのは、一言で弁護士といっても、本当に色々なタイプの方がいるということ。
だからこそ、自分との相性を確かめるためにも、複数の弁護士と面談し、比較する大切さを実感しました。
本音で話しやすいか
個人的には、これがダントツです。
弁護士には、夫婦関係やお金のことなど、かなりデリケートな話を伝える必要があります。
だからこそ、いくら優秀な弁護士でも、話しにくい雰囲気の人だと、自分の思いを正直に伝えられないと感じました。

私が依頼したのは、同年代の男性弁護士。「この人なら何でも話せそう」と感じたことが決め手でした。
5年以上にわたり、ストレスなく相談できたのは、何でも本音で話せたからこそだと思っています。
離婚分野で実績があるか
ネットで検索すると、「離婚問題に強い」というキャッチコピーをよく見かけます。
ただ、私の経験では、そう謳っていなくても、離婚分野で実績があれば十分だと感じました。

実際、私が依頼した弁護士は、離婚だけでなく、刑事事件や企業案件なども担当している方でした。それでも、不倫相手への慰謝料請求、離婚ともに、納得できる条件で解決に導いてもらえました。
だからこそ、離婚分野での解決実績があるかどうか。そこが大事だと思いました。
気持ちに寄り添ってくれるか
そもそも離婚には、夫婦関係やお金など、いろいろなことが絡みます。
慰謝料や財産分与など、金銭面の条件はもちろん大事です。
ただ、私の場合、頭で理解できても、気持ちの面では受け入れられないこともありました。

幸い、依頼した弁護士は、法的な部分だけでなく、私の気持ちもくみ取ってくれる方でした。
だからこそ、長く安心して相談できたと思っています。
こうした経験から、気持ちにもきちんと寄り添ってくれるか。弁護士選びでは、そこも大事だと感じています。
自宅から通いやすいか
私の場合、依頼後は打ち合わせなどで、弁護士事務所に10回ほど足を運びました。
自宅から電車で片道50分だったので、負担は感じませんでしたが、2時間以上かかる場所だったら、かなり億劫になっていたと思います。

ネットでは全国の弁護士を探せますが、実際に何度も訪問することを考えると、通いやすさも大事だと感じました。
探偵事務所との連携にとらわれずに選ぶ
探偵事務所の中には、「弁護士と連携」とアピールしているところもあります。実際、私が浮気調査を依頼した探偵も、弁護士事務所と連携していました。
ところが、紹介された弁護士と面談してみると、私にはあまりしっくりこず、依頼は見送ることに。
結果的には、自分で探した弁護士に依頼して正解だったと思っています。

弁護士に依頼する機会は少ないだけに、「連携」「紹介」「ワンストップ」には安心感があり、探す手間も省けるのが魅力です。
ただ、離婚は人生に関わる大きな問題。紹介されたからという理由だけで決めず、実際に会って、自分との相性を確かめることが重要だと感じました。
私が弁護士を探し、依頼するまで
ここからは、私が弁護士に依頼したときのことを、もう少し詳しくお話しします。
探偵の浮気調査後、弁護士を探し始めた
私が最初に弁護士へ依頼したのは、不倫相手への慰謝料請求でした。
きっかけは、夫婦喧嘩の際に、夫から突然「離婚したい」と言われたこと。その後の行動に違和感を覚え、探偵に浮気調査を依頼しました。
調査で浮気が明らかになり、調査報告書を受け取ったタイミングで、弁護士を探し始めました。
探偵選びで失敗した経験と、依頼前に確認したいポイントはこちらにまとめています。

弁護士ドットコムで探し、約10人の弁護士と面談
私の場合、「弁護士ドットコム」という、全国の弁護士を検索できるサイトを利用しました。
まず、不倫相手への慰謝料請求の実績がある都内の弁護士を検索。
その中から、無料の電話相談に対応している方へ問い合わせ、話しやすそうだと感じた弁護士と対面で相談しました。

面談を重ねるなかで、弁護士といっても、本当にいろいろなタイプがいることを実感しました。あくまでも私の印象ですが、たとえばこんな感じです。
- 大学の教授タイプ
- 会社の上司タイプ
- 優等生タイプ
- 爽やか体育会系タイプ
- フレッシュな若手社員タイプ
- おじいちゃんタイプ
- ぶっちゃけタイプ
「この人だ!」と思えたら依頼するつもりでしたが、面談してみると、どこか引っかかることも。
そのたびに次の弁護士との面談を予約……。そうしているうちに、約10人と会っていました。
同年代の男性弁護士に依頼
約10人の弁護士と面談を重ねる中、「この人なら本音で話せそう」と感じたのが、同年代の男性弁護士でした。

たとえるなら、ホリエモンとひろゆきを足して2で割ったような方。
きれいごとだけを並べず、物事を少し斜めから見るようなところが、私にはしっくりきました。
また、「この人が夫側の弁護士だったら嫌だな」と感じたことも、依頼を決めた理由の一つです。
弁護士に依頼してから、離婚するまで
不倫相手へ慰謝料を請求し、200万円で和解
契約後、まずは不倫相手へ慰謝料500万円を請求する通知書を送りました。
その後、相手女性の弁護士から連絡はあったものの、請求への回答はなく、訴訟へ。最終的には、裁判所から示された案を受け入れ、200万円で和解が成立しました。
別居が始まっても、離婚を急がなかった
訴訟中に夫が家を出ていき、別居がスタート。

一方、私は、弁護士と相談したうえで、妻としての立場を維持し、条件に納得できるまでは離婚しないと考えていました。
というのも、再婚に興味がなく、別居後も夫の家族カードを使えていたため、経済的に困っていなかったからです。
つまり、離婚を急ぐ理由がなかったというわけです。
離婚調停は約10か月・5回で不成立に
別居から約3年後、夫側の弁護士から離婚条件が書かれた書面が届きました。
私の弁護士に確認してもらうと、私にとって不利な内容とのこと。その書面には返答せず、その後、夫側から離婚調停を申し立てられました。

1回目の調停では、まず婚姻費用について話し合われ、月20万円に決定。以後は家族カードを使わず、毎月、私の口座へ振り込んでもらう形になりました。
2回目以降も、離婚を求める夫と、応じない私の意向は折り合わず、約10か月にわたる5回の調停は不成立となりました。
調停で実際に話し合ったことや、家庭裁判所の様子はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

離婚裁判を経て、離婚成立
調停不成立後、夫側から離婚訴訟を起こされました。最初の裁判が行われたのは、最後の調停から約3か月後です。
調停のときとは違い、私自身は裁判所へ足を運ばず、弁護士だけが出向く形でした。裁判後に連絡をもらって説明を受け、自分の考えを伝えたうえで、次の手続きを進めてもらうという流れでした。

そうしたなか、夫側から約1,900万円を支払う条件が提示されました。
弁護士からは、判決まで争うと、受け取れる金額が1,900万円を下回る可能性があるとの説明がありました。
というのも、判決になれば、財産分与や慰謝料の金額は裁判所が判断するためです。
また、別居期間が長くなるほど、有責配偶者であっても、夫からの離婚請求が認められる可能性が高まるとのこと。
そのため、判決まで争わず、1,900万円を受け取る条件で和解を選ぶことに。
訴訟開始から和解成立までは、約半年でした。
離婚までの詳しい経緯や、受け取った金額の内訳はこちらにまとめています。

まとめ
この記事では、約10人の弁護士と面談した経験をもとに、弁護士選びで大事だと感じたポイントをご紹介しました。
私の場合、不倫相手への慰謝料請求から離婚調停・裁判まで、弁護士とのやり取りが5年以上続きました。
その間、安心して相談し続けられたのは、本音で話せる弁護士だったからこそだと思っています。
最終的には金銭面でも納得できる条件で離婚でき、依頼して大正解でした。
普段、弁護士と関わる機会は少ないだけに、誰に頼めばよいか迷うかもしれません。
ただ、その後の人生に関わる大きな相談だからこそ、複数の弁護士と面談し、自分との相性を見極めることが大事だと強く思います。
この記事が、弁護士選びのヒントになればうれしいです。


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