「夫の帰宅が遅くなった」「LINEの通知を非表示にした」
そんな違和感から、夫の浮気を疑い、探偵への調査依頼を考える方も多いかもしれません。
ですが、普段あまり関わることのない業界だけに、「怪しい」「料金が高そう」といった近寄りがたいイメージを持つ方も少なくないでしょう。
この記事では、総合商社勤務の夫との離婚を前に、浮気調査を依頼した私が、探偵への依頼の流れや調査料金について、実体験をもとに解説します。
探偵事務所・興信所選びの判断材料になれば幸いです。
夫の浮気を疑ったきっかけ

それは、いつもと変わらない平日の夜でした。
些細なことで夫婦喧嘩があり、昼間に夫から「話がしたい」とLINEが届いていたものの、その時点では離婚の話だとは思ってもいませんでした。
ところがその夜、夫の口から出たのは「離婚したい」という、予想外の言葉。
理由はいろいろ言われましたが、要は「別れたほうが、お互いに幸せになれる」ということ。
喧嘩は何十回もしてきたのに、なぜ今回だけ離婚になるのか理解できず、「どうせ本気じゃないだろう」と受け止めていました。
ですが、その日を境に、夫の態度は一変。
喧嘩の翌日には元通りになるはずの夫が、明らかに人が変わったように接するようになったのです。
「今回は何かが違う」と感じ、しばらく様子を見ることに。
しかし、離婚を切り出されて以降、夫は“出張”が増え、深夜帰宅が続くようになりました。
そんな中、夫の「浮気」を疑うきっかけがありました。
夫のズボンのポケットから、都内のビジネスホテルの領収書が出てきたのです。
その日付は、夫が地方出張していたはずの日。
冷静を装いつつ夫に聞いたところ、「家に帰りたくないから」とのこと。
当時はこの言い分を半分本気で受け取っていましたが、それでもやはり浮気を疑わずにはいられませんでした。
探偵に浮気・不倫調査を依頼したきっかけ
ビジネスホテルの領収書を見た瞬間、頭に浮かんだのは「何が起きているのか」という疑問でした。
とはいえ、夫のスマホはロックされており、自分で確認できる手段は限られています。
そんな中で浮かんだのが、探偵事務所に浮気調査を依頼するという選択肢でした
探偵に依頼する前にやったこと

正直なところ、「探偵に依頼しなくても浮気の証拠はつかめるのではないか」とも考えていました。
夫の行動に違和感はいくつもありましたが、最も大きな変化はスマホの扱い。
家では常にスマホを触るようになり、トイレやお風呂にも持ち込むように。
また、LINEの着信通知も非表示に設定されていました。
とはいえ、スマホはロックされており、中身を見ることはできません。
仮にパスワードを解除して証拠を見つけたとしても、それが法的に有効かは不明です。
さらに、プライバシーの侵害となり、自分が不利になる可能性も感じました。
加えて、浮気相手の名前や素性がわからなければ、離婚や慰謝料請求は前に進みません。
そう。この頃には、「離婚するなら、できるだけ有利に進めたい」と考えるようになっていたのです。
そうした中で、自分で証拠をつかむことには限界を感じ、探偵事務所を検索し始めました。
1社目の探偵事務所に浮気調査を依頼した流れ

結論からいうと、1社目で依頼した探偵は尾行中に夫を見失い、調査は途中で打ち切りになりました。
問い合わせから契約、実際の調査までの流れを、失敗した経験も含めてご紹介します。
問い合わせ方法

今思えば浅はかでしたが、1社目は「公式サイトがGoogle検索上位に表示されていた」という理由だけで選びました。
問い合わせ方法は、電話・専用フォーム・LINEの3つ。
まずは電話で連絡することに。
電話に出たのは女性の相談員で、名前や居住エリアのほか、相談内容を一通り聞かれました。
ただ、調査料金の目安は教えてもらえず、「対面相談で詳しく状況を聞いてから」との説明。
また、面談当日に依頼する可能性もあるため、「夫の写真」を持参するよう案内されました。
見積り・契約の流れ

面談でも女性の相談員が担当し、さらに詳しい情報を聞かれました。
具体的には、以下のような点です。
- 夫が浮気していると思った理由
- 夫が浮気していると感じる曜日
- 夫の行動が変わった時期
- 夫の勤務先
面談終了後、見積りが提示されました。
「不貞の証拠」としては、ホテルや女性宅に入る瞬間と出てくる瞬間、両方の写真が必要とのこと。
そのため、夫の行動パターンを踏まえ、調査は退勤後から明け方までの12時間が適切だと提案されました。
これは、調査時間に応じて料金が発生する仕組みのプランです。
調査料金は12時間で約26万円。
正直、高いのか安いのか判断はつきませんでした。
ただ、「いち早く調査してほしい」という思いから、その場で契約。
クレジットカードで全額を支払いました。
実際の調査と結果

契約後は、夫の勤務先住所や退勤時間など、さらに詳しいヒアリングが行われました。
その後、調査日が決定。
調査当日には、面談を担当した相談員から、「これから調査を開始します」とメールが届きました。
「ついに、始まるんだ…」と緊張したのを覚えています。
しかし、結果としては、調査員が途中で夫を見失い、調査は失敗に終わりました。
詳しい経緯までは説明されませんでしたが、「人通りの多い場所で見失ってしまった」とのことでした。
それでも、契約上は返金不可だったため、費用は全額支払うことになりました。
2社目の探偵事務所に浮気調査を依頼した流れ

1社目の調査が失敗に終わったあと、あらためて別の探偵事務所を探しました。
前回の反省を踏まえ、契約内容や対応などをより慎重にチェック。結果として、2社目では浮気調査に成功しました。
ここでは、問い合わせから契約、調査、結果報告までの流れをご紹介します。
問い合わせ方法
1社目で失敗したこともあり、Googleの上位表示にこだわらず、料金体系や返金条件などを比較しながら、数十の探偵事務所をチェック。
その中から5社に絞り、まずは電話で相談。料金感が明確だった3社に絞り、対面相談へ進みました。
見積り・契約の流れ

最終的に依頼を決めた探偵事務所での流れをご紹介します。
面談当日は、1社目と同様に夫の写真を持参しました。ここでも「時間制プラン」を提案されましたが、大きく異なる点は2つです。
1つ目は、4時間を過ぎて尾行に失敗した場合、調査は打ち切りとなり、残り時間分が返金される仕組みです。
2つ目は、調査を複数回行うという提案でした。
継続的な不倫を示す証拠は慰謝料の増額につながりやすく、離婚交渉も有利に進めやすいという説明でした。
つまり、調査は1回では弱く、複数回行うのが望ましいとのこと。
費用がかさむ点はネックですが、法的手続きを見据えると意味のある出費と考え、調査は3回行うことに。
調査料金は12時間で約20万円。
その場で契約し、クレジットカードでまずは1回分の費用を払いました。
1回目の調査

前回と同様、契約後に夫の行動パターンについてヒアリングを行い、調査日が決定しました。
1社目との違いは、2点。
1つ目は、調査当日の夫のスーツや靴の色など、その日の服装を伝えるよう、面談時に求められた
こと。
2つ目は、調査直前に「今から張り込みを開始します」と、調査員本人から電話があったことです。
また、以下のようなタイミングで進捗がリアルタイムで共有されました。
- 勤務先ビルで夫を確認した時
- 浮気相手との合流時
- 飲食店への入店・退店時
- 女性宅への出入り時
連絡は電話とLINEの両方で行われ、その都度状況を共有してもらえたことで、大きな安心感がありました。
その結果、1回目の調査で、夫が相手女性宅に宿泊していた様子の撮影に成功しました。
2回目・3回目の調査

1回目の調査から数日後、2回目・3回目の調査を行いました。どちらも前回と同様、夫の勤務先ビルの出入り口からスタート。
いずれの調査でも、相手女性とビジネスホテルに宿泊している様子が撮影されました。
なお、途中で一度尾行に失敗したため、結果的に調査は合計4回に。尾行に失敗した調査は途中で打ち切りとなりましたが、残り時間分は返金されています。
調査報告

最後の調査から数日後、「調査報告書」を受け取るため、探偵事務所へ。
報告書は約50ページ。写真とともに、調査の様子が時系列でまとめられていました。
尾行に失敗した調査についても直前までの記録が残っており、どのような経緯で終了したのか確認できた点はよかったです。
また、相手女性の名前や勤務先など、調査によって判明した情報も記載されていました。実際、この調査報告書は慰謝料請求や調停・裁判の場面でも証拠として扱われています。
調査費用の総額
調査料金は4回合わせて約70万円。決して安い金額ではありません。
ただ、法的手続きで不貞の証拠として認められた結果、慰謝料や離婚時の財産分与として約3,000万円を得ることができました。
そう考えると、決して安くはありませんでしたが、大きな価値のある出費だったと感じます。
まとめ
この記事では、浮気調査を依頼した私の実体験をもとに、探偵事務所への依頼の流れや調査料金についてご紹介しました。
探偵業界は、普段あまり関わることがない分、ハードルが高いイメージを持つ方も多いかもしれません。
実際、私自身も最初は「本当に依頼するべきなのか」「高額な費用を払う意味はあるのか」と迷っていました。
ですが、浮気の証拠を入手できたことで、離婚交渉を進めやすくなったうえ、慰謝料や財産分与として、約3,000万円を得ることができました。
本記事で解説した、問い合わせから調査、報告までの流れが、探偵事務所・興信所選びの判断材料のひとつになれば幸いです。

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