
モノにあふれる今の時代、
気づけば家の中がモノでいっぱいになっている——そんな経験はありませんか。
私もかつては、毎月10万円以上を当たり前のように使う浪費家でした。
人からよく見える暮らしを優先し、本当は必要のないモノまで抱え込んでいました。
そんな中、離婚をきっかけにモノへの考え方が一変。
新しい人生を自由に楽しむために、モノやお金、価値観を少しずつ整理していくことにしました。
他人の価値観や思い込み、見栄を手放していく中で、なくても困らなかったものが見えてきたのです。
必要最低限のモノだけで暮らすようになってから5年以上。
家は驚くほどすっきりし、お金の使い方も大きく変わりました。
結果として、現在の総資産は4,000万円を超えています。
この記事では、そんな私が「お金と自由を取り戻すために手放してきた20のモノ」を紹介します。
私がミニマリストになった理由

本題に入る前に、なぜここまでモノを減らすようになったのか、少しだけ触れておきます。
私は現在40代後半。これまで国内外で5つの住まいを経験してきました。中東の150平米超の戸建てや北米のタワーマンション、日本の3LDKマンションなど、暮らしのサイズも環境もさまざまです。
離婚をきっかけに、1LDKで一人暮らしを始めたことで、持ち物を見直す必要がありました。3LDKからの引っ越しだったため、家具や家電、服、雑貨を手放していく中で、家だけでなく心まで軽くなっていくのを実感しました。
もともと合理的に考えるタイプということもあり、「必要なモノだけで暮らすこと」が、自分にはいちばん心地よいと感じるようになりました。気づけば断捨離は習慣となり、メルカリで手放したアイテムは500点を超えています。
生活がシンプルになるにつれて時間と余白が生まれ、個人事業にも以前より深く向き合えるようになりました。
ここから紹介する20のアイテムは、こうした暮らしの中で「なくても困らなかったもの」、むしろ「手放してよかった」と感じているものです。
なお、独身・子なしの一人暮らしを前提とした内容になる点だけ、あらかじめご了承ください。
他人の価値観を手放して不要になったモノ
フライパン・鍋|数を減らしたら料理が楽になった

結婚していた頃は、「料理するなら用途別に調理器具をそろえるのが当たり前」だと思い、パエリア鍋やパスタ鍋、グリルパン、中華鍋など、いくつものフライパンや鍋を持っていました。
当時は、それがきちんと暮らしている証のように感じていたのかもしれません。
けれど、離婚をきっかけにフリーランスとして働くようになり、時間の使い方を見直すことに。
その中で、焼く・茹でる・蒸すが一通りこなせ、最も出番の多かったフィスラーの両手鍋があれば十分だと気づいたんです。
ほかを手放し、鍋を一つにしただけで、調理も洗い物も驚くほどラクに。持ち物の数よりも、自分の暮らしに合っているかどうか。そう考えるようになってから、日々の生活がずっと身軽になりました。
炊飯器|まとめ炊き派の一人暮らしには不要だった

日本では、炊飯器があるのが当たり前と思われがちですが、一人暮らしの私には合いませんでした。
ご飯はまとめて炊いて冷凍する派なので、炊飯器を使う機会は週に一度あるかないか。
それ以外は、ただ場所を取っている存在でした。
思い切って手放してみると、キッチンはぐっとすっきり。
面倒だった中蓋の洗い物もなくなり、家事の手間も自然と減りました。
今はフィスラーの鍋でご飯を炊いていますが、炊飯器よりおいしく仕上がります。手入れもラクです。
「炊飯器=日本人のマストアイテム」という考え方は、必ずしも全員に当てはまるわけではないのだと実感しました。
水切りカゴ|一人暮らしには不要だった

思い切って手放すと、キッチンはぐっとすっきり。水切りカゴが占めていたスペースがなくなっただけで、余白が生まれ、家事の気分も軽くなりました。
結婚していた頃は、水切りカゴがあるのが当たり前だと思っていました。
けれど、離婚して一人暮らしになり、食器の量が減ったことで、洗ったらすぐ拭いて棚にしまえば十分だと気づいたんです。
思い切って手放してみると、キッチンはぐっとすっきり。
水切りカゴが占めていたスペースがなくなっただけで、作業台に余白が生まれ、家事の気分も軽くなりました。
オーブンレンジ|手作り派の一人暮らしには不要だった

冷凍食品やレトルトをほとんど使わない私は、基本的に手作り派。
それでも「家にはオーブンレンジがあるもの」という感覚で、長く置いたままにしていました。
実際に使うのは、野菜を温めたり、冷凍ご飯を解凍したりするときくらい。
それにしてはサイズが大きく、キッチンの場所を取っている存在でした。
思い切って手放してみると、レンジ機能は蒸し器で十分代用できることに気づきました。
野菜もご飯も問題なく温められます。
キッチンは驚くほどすっきりし、調理の動線も快適になりました。
エプロン
以前は、料理をするときにエプロンを着けるのが当たり前になっていました。
無意識のうちに、「料理=エプロン」というイメージに、なんとなく従っていたのだと思います
でも、よく考えてみると、家では汚れても気にならない部屋着ばかり。
揚げ物や油が跳ねる料理もほとんど作らず、「エプロンいらないかも」と気づきました。
試しにエプロンなしで過ごしてみたところ、まったく問題なし。そのまま手放しました。
お金と時間を奪っていたモノ
テレビ|購買意欲を刺激されなくなった

もともと情報はネットで十分で、娯楽もNetflixやYouTubeで足りていた私にとって、テレビはほとんど置物と化していました。
それでも「家にあるのが普通」という感覚から、なんとなく置いたままにしていたのが正直なところです。思い切って手放してみると、部屋は驚くほどすっきり。
掃除の手間が減り、NHK受信料という固定費も不要になりました。何より、CMを見なくなったことで、購買意欲を刺激されなくなったのは大きな変化です。
テレビは、知らないうちにお金と時間を奪っていたモノだったと実感しています。
コーヒーメーカー|コーヒー好きでも不要だった

コーヒーが大好きで、以前は1日に5杯ほど飲んでいました。
当然のようにコーヒーメーカーを使っていましたが、意外に場所を取るうえ、掃除の手間がかかるのが気になっていました。
思い切って手放し、今はドリッパーで一杯ずつ淹れるスタイルに。思っていたより手間はかからず、場所を取らないのが快適です。
コーヒーメーカーの手入れに使っていたクエン酸を買わなくてよくなったのも、地味ですがうれしい変化でした。
クッキングスケール(キッチンスケール)

結婚していた頃は、パンやお菓子を手作りすることが多かったため、クッキングスケールをよく使っていました。ですが離婚後は、糖質コントロールのため、ご飯をよそうときに量を量るときくらいしか出番はなくなりました。
邪魔になって手放しましたが、結果的に、スケールで量ってもざっくり目分量でもそれほど変わらないように感じます。
ハンドブレンダー

スープやレバーパテ、バジルソースを作るときに重宝していたハンドブレンダー。
結婚していた頃は、毎週のようにキッチンで活躍してくれていました。でも、離婚をきっかけに手の込んだ料理をすることが少なくなり、手放すことに。
あれば確かに便利な道具ですが、「つぶす」作業は、工夫次第で代用できるため、なくてもそれほど困ることはありません。
今思えば、これは日常に必要な道具というより、「丁寧に暮らしている自分」でいるための道具だったのかもしれません。
美顔器

以前はヤーマンの電気ブラシなど、色々なリフトアップ美顔器を使っていました。が、美容整形でリフトアップ施術を受けた今となっては、「美容家電はほとんど効果ない」と確信しました。
色々な事情で美容整形を受けられないのあれば、美容家電も一つの選択かもしれませんが、そうでなければおすすめはできません。
見栄と不安で持っていたモノ
使わないブランドバッグ|実用性より見栄のために持っていた

結婚していた頃は、ロエベやミュウミュウなどのミニバッグを15個以上持っていました。
実用性というより、恥ずかしながら「承認欲求」を満たすために持っていた、というのが正直なところです。
けれど、離婚をきっかけにフリーランスとして働くようになり、生活スタイルは一変。オンとオフの境目がなくなり、外出時は常にPCを持ち歩くようになりました。
その結果、A4サイズが入るバッグ以外は、ほとんど使わなくなったのです。
出番のなくなったバッグは、すべてメルカリで売却。
今は、フランスの「ジャック・ル・コー」のA4バッグを2つと、アメリカの「ONA」のカメラバッグを1つだけ愛用しています。
今のライフスタイルには、この3つがあれば十分です。
「どう見られるか」より、「どう使うか」。そんな基準で選ぶほうが、ずっと心地いいと感じています。
ブランド食器|使うより所有することが目的になっていた

もともと料理が好きで、結婚していた頃はブランド食器をたくさん集めていました。
ロイヤルコペンハーゲンやイッタラなどの海外ブランドが大好きで、気づけばコレクションのような状態に。
料理に合わせて器を選ぶ時間は、たしかに楽しかったです。
でも今振り返ると、
「ホームパーティーで使えそう」
「たくさん持っているほうが、暮らしが豊かに見える」
そんな気持ちに背中を押されて、どんどん食器を買い足していたのだと思います。
ミニマリストとして暮らし始めてからは、その大量の器が
お金・時間・収納スペースを静かに圧迫していた存在だったと気づきました。
離婚後、ブランド食器はすべてメルカリで売却。
現在は「1616 / arita japan」の、シンプルで無駄のない器だけを使っています。
離婚後は、すべてのブランド食器をメルカリで売却。今は「1616 / arita japan」という有田焼テイストのシンプルモダンなテーブルウェアのみを使用しています。
白い器は和洋中どんな料理にも合い、日常使いには十分。
数を持つことより、よく使うものだけを気に入って使うことのほうが、ずっと心地いいと気づきました。
家具・インテリア雑貨|飾る暮らしをやめたら、管理がラクになった

ショップで見るインテリア雑貨はどれも素敵で、「これを家に置けば、おしゃれな暮らしができそう」と思い、つい手に取ってしまっていました。
でも実際に自宅に置いてみると、「思っていたのと違う」と感じることが、何度もありました。
そこで気づいたのは、雑貨は洗練されたディスプレイの中にあるからこそ映える、ということ。
また、日常の空間では、雑貨はどうしても埃がたまりやすく、手入れの手間が増えていきます。
いつしか、雑貨を置くメリットよりも、管理するストレスのほうが大きくなり、
花瓶やアートパネル、クッションなどの雑貨はすべて手放しました。コンソールなど、実用性のない家具もメルカリで売却。
一方で、Vitraのチェアなど、長年使い続けてきたお気に入りの家具は今も健在です。「足す」のではなく、「減らす」ことで、暮らしはずっと身軽になりました。
二軍服|「いつか着るかも」のために残していた

今はミニマルな暮らしをしていますが、服装に無頓着というわけではありません。
フリーランスとして多くのクライアントと関わるようになり、むしろ服装には気を配るようになりました。重視しているのは、「仕事ができそう」と思ってもらえるかどうか。
そのため、少し上質なジャケットやパンツ、靴、バッグを厳選しています。現在クローゼットにあるのは、そうした1軍服が3パターンと、近所に出られる程度のラフな3軍服が1パターンだけ。
今でこそ、今の数が最適だと感じていますが、以前は1軍でも3軍でもない服がクローゼットの大半を占めていました。「いつか着るかも」と残していたものの、実際に着る機会はほとんどなかったのです。
思い切って手放してみると、クローゼットに余白が生まれ、服を選ぶ手間や時間もぐっと減りました。
二軍アクセサリー|「いつか使うかも」のために持っていた

服ほど場所を取らないこともあり、ネックレスやイヤリング、バングル、など、アクセサリーはかなりたくさん持っていました。
ただ、仕事中心の生活になってからは、大ぶりでカラフルなアクセサリーを身につける機会はほぼゼロ。
それでも「せっかく持っているし」「いつか使うかも」と思い、なんとなく残していました。
思い切ってすべてメルカリで売却してみると、意外なほど困ることはありませんでした。
ケースの中がすっきりしただけでなく、出かける前に迷う時間が減り、選ぶのもぐっとラクになりました。
思い込みを手放して身軽になったモノ
ソファ&ローテーブル|くつろぎスペースは必要だと思っていた

離婚後しばらくの間は、ソファとローテーブルを置いていました。
でもフリーランスとして働くようになってからは、食事やお風呂、睡眠以外の時間は、ほぼデスクで過ごす生活になりました。
そんな日々を続けるうちに、
「そもそも、自宅にくつろぎスペースって本当に必要?」
と疑問に感じるようになりました。
今の私の生活には不要だと考え、思い切って手放してみたところ、これが大正解。
まったく困ることはなかったうえ、部屋が広くなり、掃除もラクになりました。
バスタオル|「バスタオルは必須」という思い込み
子どもの頃から、「体を拭くにはバスタオルが必要」という思い込みがありました。
でも実際には、フェイスタオルでも十分拭き取れることに気づいたんです。
フェイスタオルに変えると、洗濯物の量が減り、コストも抑えられるなど、一石二鳥です。思い込みを手放しただけで、毎日の暮らしがずっと快適になりました。
ふきん|「繰り返して使う」が当たり前だと思っていた

以前は、テーブルやキッチン台を拭くのに、当たり前のようにふきんを使っていました。
でも実際には、すぐに汚れてしまい、洗っても臭いが気になることが多かったのです。
思い切ってふきんを手放し、今はキッチンペーパーを濡らして拭くスタイルに。
使い心地はふきんとほとんど変わらず、むしろ清潔感が増しました。
置き場所がなくなったので、キッチンまわりがスッキリしたのも、大きなポイントに感じます。
トイレブラシ|「必須」だと思い込んでいた掃除道具
これまでトイレ掃除には、トイレブラシがあって当たり前だと思っていました。
そんなとき、試しにトイレハイタージェルを使ってみたところ、ブラシを使わなくても十分きれいになることに気づいたんです。
思いきってトイレブラシを手放してみると、掃除にかかる手間と時間が激減。
菌の温床になりがちなトイレブラシがなくなったことで、トイレ全体が以前より清潔に保てるようになったのも、大きなメリットに感じています。
番外編:モノ以外で手放したモノ

特にいじめられたわけではありませんが、物心ついた頃から、一人で過ごす時間が心地よい子どもでした。
それでも「友達は大切」という価値観の中で育ったため、学校では周りの目を気にして、無理に友達を作ろうとしていた記憶があります。
社会人になってからも、「結婚式に呼ぶ友達がいないのはカッコ悪い」と感じ、必要以上に人間関係を保とうとしていました。
けれど、離婚をきっかけにフリーランスとして働くようになり、人間関係のしがらみから少し距離を置くようになったことで、
「友達をつくらなきゃ」という思い込みも、自然と手放せるようになりました。
けれど、離婚してフリーランスになってからは、人間関係のしがらみから少し距離を置けたことで、「友達をつくらなきゃ」という思い込みも手放すことができました。
その変化が、結果的に“二軍服”を手放すことにもつながっていたのだと思います。
今は、これまででいちばん心地よく、自分らしく生きていると感じています。
周りの目を気にしすぎていた頃よりも、ずっとラクになりました。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、かつて浪費家だった私が、離婚をきっかけに手放してきた20のモノをご紹介しました。
家電や服、バッグは、たしかに暮らしを便利にしたり、気分を上げてくれる存在です。
けれど振り返ってみると、その多くは「他人の価値観」や「見栄」「思い込み」から持ち続けていただけのものでした。
実際に手放してみても、困ることはほとんどありませんでした。
むしろ、時間やお金、思考の余白が生まれ、以前よりずっと心地よく暮らせています。
もし今、モノの多さに違和感を覚えているなら、
「本当に今の自分に必要か?」と問い直すところから始めてみてください。
この記事が、その小さなきっかけになればうれしいです。