「40歳を過ぎてから顔のたるみがとにかく気になる」
「フェイスラインに自信が持てず、人前でマスクを取れなくなった」
「20代、30代のときより『キレイ』『美人』と言われなくなった」
年齢を重ねるにつれそんな悩みを抱えている方も多いかもしれません。かくいう筆者もそんな一人でした。子供の頃から丸顔で35歳を過ぎてからたるみが加速。劣化した自分の顔に耐えきれず、意を決して高須クリニック で「フェイスリフト(切開リフト)」を受けてみました。
この記事では、手術の痛みやダウンタイムの症状、施術を受けてよかったこと、辛かったこと、反省点などをお伝えします。フェイスリフトを受けるかどうか迷っている方の参考になればうれしいです。
フェイスリフトを受けようと思った理由
エステでは限界があると感じた
30代からエステやリラクゼーションサロンで「リフトアップ」なる施術を定期的に受けていました。それなりに顔周りがスッキリしていたものの(思い込んでいた?)、40歳過ぎてからはほとんど効果を感じられず...。もうどうにもならないと判断し、美容医療に頼ることにしました。
詳しくは後述しますが、「顔のたるみはエステで解決できる」と思い込んでいた時間があまりにも長かったことは大きな反省点です。
オンライン会議中の自分の顔に耐えられなくなった
ライターという仕事柄、オンラインでインタビューする機会が多い筆者。ここ数年は頬のたるみが気になってしまい、仕事に集中できなくなっていました。
インタビューではクライアント数人が同席することも多く、動画を共有されていることもしばしば。自信を持って仕事するためにも、フェイスリフトは価値ある自己投資と判断しました。
離婚したことで美容整形に抵抗がなくなった
やはり離婚したことが一番大きいですね。元夫は「整形なんてありえない」という思考の持ち主。結婚後は、彼の海外駐在に長く帯同していたこともあり、私の稼ぎは少なく、アンチエイジング系であっても「整形したい」とは言えませんでした。
そんな中、43歳で離婚。顔のたるみで思い悩むなか、たまたまYouTubeの美容整形の動画を見たことで、心の奥底に眠っていた「整形したい」という感情が湧き上がったのでした。特に、実際に整形した方の発信には本当に参考になりましたね。
また、金融資産が3,500万円を超えていたこと、ライターとして収入が安定してきたことも、整形に踏み切ったきっかけの一つです。
高須クリニック 名古屋院で施術を受けることに
色々ツッコまれそうですが、選んだ病院は「高須クリニック」。ご多聞に漏れず、高須幹弥氏のYouTubeの影響です。決め手はフェイスリフトの手術動画が一部始終公開されていて、しっかりイメージできたから。
私は東京在住なので銀座院で受けたかったのですが、高須氏のメインは名古屋院。銀座診療は週一とあって予約が取れそうもなく、名古屋院でカウンセリング・手術をすることに。
詳しくは後述しますが、カウンセリング時に気になる部分は色々あったものの、仕事の関係で他のクリニックを検討する時間がなかったため、手術を申し込みました。
ちなみに高須クリニック名古屋院は、名古屋駅の目の前にある「ミッドランドスクエア」という複合施設のオフィス棟にあります。新幹線からのアクセスは申し分なし。
選んだのは「ミディアムフェイスリフト」➕「頬の脂肪吸引」
高須クリニックのフェイスリフトには、「ミニリフト」「ミディアムフェイスリフト」「フルフェイスリフト/」の3種類あります。
ガッツリ引き上げたかったのでフルフェイスリフトも視野に入れていましたが、高須幹弥氏に「ミディアムでも効果は十分出るよ」という意見のもとに、ミディアムフェイスリフトを選択。
さらに、フェイスリフトの効果が高まる「頬の脂肪吸引」と、眉下のたるみを切開する「上眼瞼リフト」も同時に受けることにしました。
高須クリニックのミディアムフェイスリフト
高須クリニックのフェイスリフトは局所麻酔が基本。流れはざっくり以下のとおりです。
1. 注射の痛みを緩和させる麻酔クリームを切開する箇所に塗る
2. 局所麻酔の注射
3. こめかみから耳周りの皮膚を切開
4. 切開した部分の内部組織などを切除
5. 余分な皮膚を切除した後に、皮膚を縫合
結論からいうと、一番痛かったのは局所麻酔の注射で、麻酔が効いてからは痛みは全く感じませんでした。
ただ意識はあるので「メスで皮膚を切れらている感」「糸で縫われている感」はあります。YouTubeの手術動画でグロさはよくわかっていたので、恐怖を感じないためにも「今何されているんだろう?」と考えないように徹していました。
ミディアムフェイスリフトのビフォーアフター!
それでは、手術前と手術後の変化を見ていきます。
手術前
ジョールファット(口角の脇にある脂肪)が垂れ下がり、フェイスラインが完全にぼやけています。まるでエラが張っているかのように見えますね。。
手術後
手術から約1ヶ月後です。頬のたるみが解消したうえ、フェイスラインがかなり引き締まったように思います。脂肪吸引を追加したことは大正解でした。
またほうれい線が目立ちにくなったこと、肌全体にハリが出たこともよかった点です。
ミディアムフェイスリフトのダウンタイム経過
ここでは、手術当日夜からのダウンタイム経過写真をご紹介します。術後数日間は洗髪と洗顔ができないので、髪がボサボサで見苦しい限りですが、ご容赦くださいませ。
施術当日
施術後5時間ぐらいはこんな状態です。顔は風船のようにパンパンに! 麻酔がまだ効いているので口を全く閉じることができず、水を飲むのも一苦労でした。ちなみに腫れや内出血を軽減させるため、術後1週間はフェイスバンドを装着し圧迫する必要があります。
なお、口が閉じないので術後数時間は唾液が垂れ流し状態。電車で移動する場合は、タオルやハンカチは必須です。帽子を被ってもフェイスバンドは隠せないため、私は大ぶりのスカーフを首にふわりと巻き付けて、新幹線に乗りました。
術後1日目
麻酔が切れたため口の腫れは元通りに。鼻の腫れもだいぶおさまりました。一方で、顔全体に腫れが強く出始めました。
なお施術後2、3日は切開した箇所が痛くなるときがありましたが、痛み止めを飲めば全く気にならないレベルでした。
術後4日目
内出血が出始めました。眉下切開をしたこともあり、特に目の周りに強く出ています。
術後7日目
術後7日目で抜糸です。高須クリニック名古屋院に行き、健診&抜糸を行いました。腫れはだいぶ落ち着いてきたものの、内出血はまだ出ています。
術後11日目
12日目に入ると、内出血がだいぶ落ち着いてきました。傷跡を髪で隠し、内出血をファンデでカバーすれば人前に出れるレベルです。
ミディアムフェイスリフトをする場合、仕事を何日休めば良いのか?
自分のダウンタイムを振り返ると、仕事復帰のタイミングとしては「手術をしたことがバレてもいい場合」は術後1週間が最短だと思います。とはいえまだ顔が不自然につっぱっているので、マスクは必須です。
反対に「バレたくない場合」は術後14日ぐらいは復帰しない方が賢明かと。傷口はまだ目立つので髪は下ろした方がよいでしょう。
ダウンタイム中、辛かったこと
施術後1週間はなかなか寝付けない
私の場合はダントツに「フェイスバンドを装着する1週間はなかなか寝付けない」ことが辛かったです。
顔まわりが圧迫されるのでベッドに入ってもなかなかリラックスできず、寝付くのにかなり時間がかかりました。反対に、昼間は着けていてもさほど苦にはなりませんでした。
施術後1週間はイヤホンを装着できない
感染予防のため、施術後一週間はイヤホンNGと指示がありました。
私は仕事をするとき、集中するため必ずワイレスイヤホンを装着しているので、一週間であっても使用できないのはかなりのストレスでした。
施術後1ヶ月は運動ができない
高須クリニックでは「激しい運動は1ヶ月後」と推奨されています。私はここ10年、毎日のようにジムでランニングと筋トレをしているため、1ヶ月NGなのは相当キツかったです。
手術した箇所の痛みよりも、日に日に体がなまる方がしんどかったほど。日頃から運動習慣がある人はそれなりの覚悟が必要かもしれません。
ミディアムフェイスリフトを受けて、見えてきた反省点
他のクリニックのカウンセリングも受けるべきだった
手術の仕上がりには満足しているものの、他のクリニックも選択肢に入れるべきだったと反省しています。理由は以下の2つです。
1.他院に比べて手術時間が短い
高須クリニックのミディアムフェイスリフトの手術時間は1時間半〜2時間半程度とされています。一方で他院を見てみると、4〜6時間というケースが多いです。
これについて、高須幹弥氏はYouTubeで「手術時間が長いからといって仕上がりが良いとは限らない。プロのチャーハンは、手早く作るからおいしいのと同じ」とコメントしています。
とはいえチャーハンと美容整形は全くの別物かと。素人としてはやはり「手術時間がもっと長ければ、それだけ処理が丁寧だったり、綺麗に仕上がったりするのでは...」と思ってしまうところです。
2.高須幹弥氏のカウンセリングは想像以上にあっさりしていた
YouTubeで高須幹弥氏は「カウンセリングで患者さんの話をしっかり聞くことが大事」と話しています。ですが実際は淡々としていて、正直「話をしっかり聞いてもらえた」と感じませんでした。
とはいえ感じ方は人それぞれ。私はあっさりと感じましたが、「すごく丁寧だった」と捉える方もいるかもしれません。
いずれにしても実体験からわかったのは、「仕上がりが良くても、カウンセリングの印象でその後の満足度は変わってくる」ということ。カウンセリングで少しでも気になるところがあれば、即決せず、他のクリニックと比較検討すると施術後の納得感も違ってくるかと思います。
なお高須幹弥氏のカウンセリングはYouTubeでいうと、ここ数年の一人で話している動画よりも、看護師さんが読んだ質問に回答する動画の頃の雰囲気が近しいと感じました。ご参考になれば。
もっと早く施術しておけばよかった
上述の通り、30代から「リフトアップ」なる施術をエステで受けていて、お恥ずかしながら本気でたるみが解消したと思い込んでいました。
整形した今となっては、エステでの施術なんてただの気休めだったと思うしかありません。まさに金ドブでした。過去に戻れるなら、37歳くらいでフェイスリフトを受けておきたかったです。
頬の脂肪吸引は20代前半にしておくべきだった
これも大きく後悔したことの一つ。私は体重的には痩せ型なのですが、遺伝もあり、子供の頃からアンパンマンのような頬肉でした。ダイエットを頑張っても全く解消せず、かなりのコンプレックスでした。
もし20代前半で「頬の脂肪吸引」を受けていたら、見える景色はかなり違ったのではないかと思います。頬の脂肪吸引は30〜40万円と、20代前半にとっては決して安くない金額ですが、ローンを組んででも施術する価値はあったに違いありません。
まとめ:40代でフェイスリフトを受ける価値は有り。ただしカウンセリングで満足度は変わってくる
いかがでしたでしょうか?
筆者の高須クリニックでのミディアムフェイスリフト施術体験をご紹介しました。
糸リフトやハイフと違い、メスで切開するフェイスリフトに抵抗を覚えている人も多いかもしれません。筆者も以前はそのように感じていましたが、施術した今となっては、間違いなくやってよかったと強く思います。
また、仕上がりが良くても、カウンセリングの印象でその後の満足度は変わってくるということも、お伝えしたいポイントです。
その費用やダウンタイムから施術に一歩踏み出せない方も多くいらっしゃると思いますが、この記事がそんな皆さまの何かのお役に立てれば嬉しいです。